学校法人神奈川学園 精華小学校

精華の教育

各教科の取り組み

全員が高い基礎学力を身につけるための独自の授業方法とカリキュラムをご紹介します

国語

系統的な学習を通して、国語の力を高める

漢字やひらがななどの文字指導では、意味をとらえさせながら独自の学習形態で指導しています。多くの単語に触れ、語彙力も高めています。
ことばのきまり(文法)は、学年が上がるごとに深めていき、系統立てた内容になっています。
文芸作品(物語、説明文、詩など)を通して、人物になりきって気持ちを想像しつつ、読者として客観視しながら【ものごとの本質】や【真実】について深く考えていきます。
学習のおわりには、作品のテーマを自分の事としてとらえ、実生活につなげていきます。

作文は自分と自分をとりまく世界を深く意味づけることにつながり、書くことで気持ちを整えることもできます。授業でも、1年生から系統立てた指導のもと、作文の力を伸ばしています。5年生の春休みには関西方面へ旅行し(4泊5日)、【関西旅行記】を完成させます。
1~4年生までは【読書の時間】を設け、読書に親しむ環境を整えています。精華の両輪の一つである【100冊の本運動】と関連させながら、読書を推進しています。

社会

周りと関わりながら主体的に行動する力を身につける

社会科では将来を見据え、次の力の育成を目指しています。

  • 資料から的確な情報を把握する力
  • 情報を整理し、問題点や課題などを理解する力
  • 知識に基づき自分の考えをまとめ、周りにわかりやすく伝える力

実際に社会に出たときに周囲の人々と関わり合いながら、問題を解決していくための素養を身につけさせたいと考えています。

3年生では、まず地図の読み方を学びます。
精華小学校周辺のようすから横浜市のようすへと、自分と関わりのある地域について、視野を拡げながら学習していきます。地形や土地利用についてなど、地理的な特徴を資料から情報を読み取るだけでなく、小学校周辺を実際に散策して体感しながら学習します。
加えて、自分の関わりのある地域をささえ、安全を守る仕組みや地域の開発についても、人々の工夫や努力を考えながら学びます。
また、創立から現在までの「学校の歴史」についての学習や横浜の歴史についても学習します。

4年生になると、より発展的な地図の読み方を学び、地形図の読み取りも行います。
自分と関わりのある地域をさらに拡げて見て、神奈川県の地形や主な産業、交通網の概要や、日本列島の地形と気候についての理解を深めます。また、資源(水や木や原油など)と生活との関わりについても考えます。さらに、地域の安全を守る仕組みや地域の開発についても人々の工夫や努力を考えながら学習します。

5年生は、地図を活用して国土の様子を確認しながら、日本の産業(工業/農業/水産業/運輸/通信/貿易)を学習し、産業と国民生活との関連についての理解を深めます。後期からは日本の歴史についての学習が始まります。2月には関西旅行で巡る見学地についてグループで調べ学習を行い、パソコンを使ってレポートにまとめていきます。

6年生では、日本の歴史についての理解を引続き深めていきます。歴史を学ぶ意義を考えながら、先人たちの業績や日本の中の文化遺産について学んでいきます。後期からはわたしたちの暮らしや政治について理解を深めます。日本国憲法とわたしたちの暮らしの関わりや、今の日本の政治の働きについて学びます。また、日本と世界の関わりについても理解を深め、時事問題と絡めながら日本を取り巻く課題についても学んでいきます。

実体験のともなった理解をめざす為に、様々な校外学習(見学・体験・教育旅行)にも出かけます。
主な校外学習は以下のようなものがあります。

【3年生】
9月
横浜市内見学(わたしたちのくらしをささえる横浜港の見学)
12月
崎陽軒工場見学(地場産業としてのシウマイ工場の見学)
2月
横浜歴史見学(神奈川宿周辺および横浜港開港当初の由緒のある場所の見学)
【4年生】
6月
水再生センター見学(使った水のゆくえの見学)
9月
神奈川県内旅行(神奈川にある2つのダムや、水にかかわる飲料工場の見学)
【5年生】
9月
東海旅行(静岡方面:清水港、久能山東照宮や登呂遺跡の見学、お茶摘み体験)
3月
関西旅行(飛鳥・奈良・京都・高野山などへの歴史見学)

実際にさまざまな現場に行って五感を使って学ぶ機会を増やすことで、幅広い視野、社会的な見方・考え方も養います。
事前学習では観点にそって、資料やICT機器を使った調べ学習を行います。グループで調べる内容を分担し、それぞれがわかりやすくまとめて情報の共有をします。
校外学習後は、国語科と協力して見学記・旅行記などにまとめていきます。

算数

うーん どうしよう わかった やった!

精華の子どもたちは、一つの問題にねばりづよく取り組みます。根気強くとりくみ、正解へたどりついた喜びは格別なものです。多くの子にわかる喜びを感じられる算数授業を目指しています。手や体を使っての操作活動も取り入れながら、子どもたちの数への興味関心を引き出し、算数の楽しさに改めて気づかせます。

低学年では、「数と計算」を中心にタイルを用いて学習します。実際にタイルを操作しながら、数を量としてとらえ、数のしくみ、大小関係、加減の計算をより確実に理解させます。
タイルを用いて数の感覚が養われると、数を大まかにつかむ・答えを予想するといったことができるようになっていきます。

数の特性やきまりを理解する・計算を速く正確に行う・数や図形に対する感性を高める・筋道を立てて問題解決をすることに重点をおいて指導をすることで、高学年では、それまでに培われた計算力、図形や数に対する感覚と知識をもとにして、より高度な問題解決の力を育てます。

理科

科学者と語る会

「目の前で本物を見る感動、しかも発見した科学者と共に」を目指して、現在は、サンゴ化石発見で世界的権威である門田真人先生(生命の星・地球博物館研究員)を、特別授業講師としてお招きしています。化石を目の前にしたその発見秘話を聞きます。子どもたちが発見した化石に評価をいただくなどして、科学者と接する場面を演出します。

星空観察会

12月、日没後の西グラウンドに集まった子どもたちは、教室で学習した星の並びを探します。東には夏の大三角、北には北極星と頭では分かっていても、実際の夜空で見つける喜びは格別です。月や星の位置の変化に加え、望遠鏡で月のでこぼこや土星の輪、木星の衛星、金星の満ち欠けを観察します。天体への興味を深めた子供たちは、自然と夜空を見上げる機会が増えていきます。

「見る」 「とらえる」 「考える」

子どもたちには、実物を通して学んでほしいと考えています。3年生のカイコの学習では、1人ひとりが自分でカイコを飼育します。観点をおさえて「見る」ことで、生長に伴う変化を発見し、観察の基礎を身に付けていきます。
4年生では、空気や水にも体積があること、その体積は温度によって変わることを、実験から学んでいきます。結果を予想してから実験することで、実験の目的が明確になり、理解が深まります。

5年生

5年生では、化学実験において、実験前と後の変化を見ます。変化から原理をとらえ、観察したものから、考察力する力を育てます

6年生

6年生では、地球科学の教材として、地層、火山活動や地震の跡の観察、顕微鏡を使って岩石観察を行います。地球上の科学的現象とどのように関係しているのかをとらえ、推察力を伸ばします。

授業の特色1

オリジナルのテキストによる独自のカリキュラムを導入しています。植物、電気、水溶液、力学、人体、天体などあらゆる単元で「見る」ことを基礎にし、より高いレベルの基礎学力をめざします。

授業の特色2

2つの理科室を使い十分な実験、観察時間を確保しています。

音楽

感性を豊かにする一歩となるように・・・

音楽の楽しさ・美しさを感じると共に思考力や好奇心が育つ事を目標にしています。
そのために『知識・理解』、『表現』、『鑑賞』の三つの学習の骨組があります。個々の意欲を尊重しながら、低学年から基礎的な知識も学習して音楽力をつけ表現活動に生かしています。
学芸会では、学年80人が生き生きと主体的に練習に取り組みながら自分の役割を自覚して、聴いていただく喜び・達成感を体験して成長します。

体育

体育科の授業では、さまざまな運動を通して、総合的な体力の向上を目指しています。

低学年では、運動遊びを通して楽しく体を動かすことを覚えます。

中学年では、基礎的な運動を通してスポーツの楽しさを知ります。

高学年では、様々な体育行事を通して達成感を味わい、総合的な体力の向上を図ります。

図工

図工科の授業では、造形活動の基礎的な能力を育てるだけでなく、児童が自分の思ったこと・考えたことをいろいろな材料や用具を用いて表現の喜びを味わい、豊かな心と情操を養うことを目標としています。
また、文化祭では平面・立体作品を出品しています。

低学年では、パスや水彩絵の具、粘土、はさみ、カッター、のりなど身近な材料や用具の扱いに慣れること、それらを使って自分の思いで表現することや造形活動の楽しさを味わい経験することを目標としています。
また、低学年から鑑賞にも重点をおき、自分や友人の作品をよく見ることによって豊かな感性と心を育てることを目標としています。

中学年では、より学習を深めます。絵画では、低学年での学びを基礎として、より発展的な表現方法を学びます。その他、粘土による立体造形、紙工作や木工作を行い、かなづち・のこぎり・彫刻刀などの用具にも挑戦します。紙版画や木版画の技法を学びながらより豊かな自己表現活動ができることを目標としています。

高学年では、さらに発展した学習を目指します。より専門的な領域も学習し、多様な技法を用いた絵画、芯材を用いた粘土作品、立体工作、陶芸制作なども行います。また、電動糸鋸を用いた木工作など、より高度な道具の扱い、安全への配慮をしながら、自己表現活動をしていきます。そして、豊かな情操と人間性を養うことを目標としています。

家庭科

~生活の自立をめざして~

家庭科の授業では、衣食に関する実践的・体験的な活動を通して、家庭生活への関心を高めるため、5年生では、手ぬいのふくろ作り、ミシンで直線ぬいを用いた作品作り、6年生では、「家庭生活」「環境」を中心に学びます。また、日常の食事に関心を持ち、調和の良い食事の取り方を学びながら、調理実習を数回取り入れます。

生活科

生活科の授業では、中学年以上の理科、社会につながる体験、そして、ものの見方・考え方の育成をねらっています。テストで評価することはしませんが、体験の中で、必要な知識や技能を獲得できるようカリキュラムを組んでいます。

1年生

1年生では、学校探検、動物園見学、ウサギとのふれあい、アサガオやサツマイモの栽培といった体験を画用紙や観察カードにまとめていきます。また、「私が生まれてから」をテーマに、家族に自分の誕生前から現在までを取材し、思い出の写真を使用し、成長記録をまとめます。

2年生

2年生になると、田植え・収穫などの体験も交えながら、イネの栽培の流れを学び、植物の生長の仕組みなどについて学習します。冬には郵便局見学などの活動を通して、働く人や郵便の仕組みについて学習しています。年間を通して、理科的・社会科的な見方・考え方の素地を作っていきます。

英語

英語によって広がる世界を体感する

授業は1クラスを2つに分けて、20人を2人の教員(ネイティブと日本人)が受け持っています。
テキスト以外にもオックスフォード・リーディング・ツリー(イギリスの国語の教科書)や外国のニュースや動画など生きたリソースを活用しています。リーディング力を高めるためにフォニックスに加えて、各学年100個のサイトワード(見てすぐに読める基礎的な単語)を練習します。
高学年になると調べ学習をプレゼンしたり、英語で理科を学んだりと、これまで培ってきた英語力を発揮する場が多様に与えられ、英語によって広がる世界を体感していきます。
パソコンを使った授業では、英語科サイトにアクセスして動画、音声を使い自学習し、その上でネイティブの会話チェックを受ける、自分のペースでワークシートを進めるなど、ICT教育とも関連させて進めています。

希望者に、下記の研修を提供しています。

オーストラリア海外研修(1週間)

ホームステイをしながら現地校へ通学。

ブリティッシュヒルズ研修(国内宿泊3日間)

日本にいながら英語生活を体験。

校内英語チャレンジプログラム(校内2日間)

日頃の学習成果を生かして様々アクティビティーにチャレンジ。少人数で効率的に進めます。

DMMオンライン英会話

毎日外国人講師と自宅から個人レッスンが受講でき、会話力向上を主としながら、各自の課題に基づき学習を進めます。

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